ビットコイン(BTC)はレンジ相場が継続、今後価格はどう動くのか?-10月23日チャート分析

10月19日の急落以降、方向感の無い動きを継続させている仮想通貨ビットコイン(BTC)、本日10月23日もレンジ相場は継続されています。10月も末にかかってきた本日以降、ビットコインはどのような値動きをみせる可能性があるのでしょうか?チャートを確認していきます。

上値・下値ともにはっきりとしない仮想通貨ビットコイン(BTC)、長期移動平均線を一つの指標に
快照
BTC/JPYの2時間足チャートをみていきます。10月19日に急落をみせ、下値を71万円台までつけたBTC、その後の値動きでは徐々に下値を切り上げる展開となり、10月21日には72万7千円台まで上昇する動きをみせました。しかし上昇後のBTCはすぐに反落が起こり、結果ローソク足には長い上ヒゲを伴っていることがわかります。

また、10月22日以降のチャートでは数回に渡り、下落方向への値動きをみせていることがわかります。しかしこれらの下落もすぐに反発が起こり、長い下ヒゲを形成してきていることがわかります。このように現在のBTCは方向感が定まらない値動きが継続しています。

方向感の定まらないBTCですが、10月21日以降の2時間足チャートでは200日移動平均線を軸とした値動きを展開しています。200日移動平均線に接触、もしくは少し超えたタイミングで反落の動きが起きています。そのため今後もBTCの上値に対しては移動平均線を意識した取引を考慮する必要があるでしょう。

一目均衡表の雲に支えられている仮想通貨ビットコイン(BTC)、今後は支持力が弱まる可能性あり
快照
次にBTC/JPYの4時間足チャートをみていきます。4時間足チャートをみた場合、現在のBTCは下値を一目均衡表雲の下弦で止めていることがわかります。今後も下値を一目均衡表の雲に合わせた動きをみせる場合、注意が必要です。

明日10月24日以降の雲はこれまでと比較して非常に薄くなる見通しとなり、雲による下支えが機能しにくい状況です。10月22日以降複数の長い下ヒゲを形成しているBTC、今後も下落方向への動きがみられる場合、薄い一目均衡表雲に合わせて下値を更新する可能性があります。

現在のBTCはレンジ相場でありながら、はっきりとしたレジスタンスライン、サポートラインが判断しにくい展開となっています。その中でも2時間足の長期移動平均線、4時間足の一目均衡表雲は一つの転換線となっている可能性があるため、注目する必要がありそうです。

また10月22日以降は、反発はありながらも、下落方向への動きが目立つようになってきました。これまで下支持として機能してきた一目均衡表は今後、支持力を弱める見通しとなるため注意しましょう。
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