ビットコインチャートの弱い形が継続中です。
タイトルの通り、日足の押し安値(レッド破線)を割れたことで大きな下落となりうる可能性を見ています。
TradingView提供のチャートで過去の推移を調べたところ、日足の押し安値を割れたのは昨年3月のコロナショック以来およそ1年ぶり。その前が2019年10月となり、いずれのケースもその後大きな下落を経験。
仮想通貨市場でダウ理論を判断に使っている人がどれくらいいるかはわかりませんが、コロナショック以降の上昇には機関投資家の参入が一つの要因であることを考えると、日足という長期足での押し安値を割った後の動きは特に注視したいところです。
・個人、特に5万ドル台で入ってきた勢力はポジションを手放す動きとなるか?それともBTCの長期的価格上昇を信じてHODLを貫くか?
・機関投資家は利益確定してくるか?
昨日4月22日に発表されたバイデン米大統領による富裕層へのキャピタルゲイン増税が懸念となり、上昇が顕著な資産は売りの対象にもなりやすいという報道も出ている。
増税の観測は以前から出ていたし、とっくに織り込み済みでは? 対象は個人富裕層で影響は限定的?と色々な推測が可能ですが、具体的なプランはこれから落とし込みということで懸念材料としては残るでしょう。
後にバイデンショックと語られる下落のトリガとなるか、ここから持ち直していけるのか、特に5万ドル水準でのプライスアクションには注目です。