4,200の壁をブレイクアウトして年初来高値を更新したS&P500

今週の振り返り
水曜日に債務上限問題の協議においてバイデン大統領とマッカーシー下院議長の両人が「デフォルトしない」と発言しました。

短期のフィボナッチ78.6%で踏みとどまった形で底堅かったですね。
債務上限問題に安堵した市場は、チャートのトレンドラインを発射台にして上昇しました。
ついに今年の壁となっていた4,200の節目をブレイクアウト。
メガテック流入の傾向は続いたことも、指数には好影響だったと見える。

このまま上昇気流に乗ってほしい。
材料として懸念するのは、債務上限問題。
決着がつかず延期などグダる可能性もあるため、そうなったときは情報の出方によっては一旦反落して調整されるシナリオも考慮しておきたい。

次週のシナリオ
①上昇する場合

次は4,300の節目から22年8月高値がレジスタンスラインで意識されやすいゾーンとなる。

ブレイクアウトした後の強さを見せてくるかどうかが楽しみなポイント。

②下げて調整する場合
悪材料が出るなどで反落する場合は、どこまで調整するかが見極め。
次の順で下げ幅を見ていくのが順当だろうか。

  • まずはトレンドライン付近の小幅な調整で済むかどうかテスト
  • 次は天井からフィボナッチを引いて78.6%ライン
  • さらに落ちるなら61.8%


どこが天井になってから落ちるかによっても落ち方は変わるので、それ次第で幅感を見るといいかもね。
Trend Analysis

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