ユーロドルが大きく下げてきて、最後の砦に差し掛かったので再度今後の見通しを投稿します。
前回までの考察は
「関連するアイデア」に載せているので参考にしてください。
日足レベルでも3日に渡り
レジスタンスBで反発していたことから、マーケットでの攻防が激しかったことが読み取れます。
それに合わせるように
4時間足でも8回つら合せをしにいっていました。
そして3/30 14:00のローソク足で下へブレイク。
なお、以下では4時間足でトレードするならどんな戦略が考えられるか、という視点で見てください。
・移動平均線での分析
上位足である日足では引き続き
下降が続いており
為替で意識されやすい90EMAが下向きになってきたのに続き
マーケットで最も見られているといっても良い重要な移動平均線である、200EMAが下向いてきたことから、
本格的なトレンド転換が始まる可能性を示唆しています。
ここで4時間足に目を移すと
同様に
200EMA
90EMA
を表示しています。
200EMA、90EMAがかなり上にあるので
更に下落していく場合は少しもみ合って
90、200が接近してきてから、ストンと落ちていくのが綺麗な下落トレンドのパターンです。
それを考えるとやはりレジスタンスBと上青線(1.16875)で、多少もみ合うと考えられます。
そして更に下落していく場合にはローソク足がある程度EMAに接近してからと考えるのが妥当でしょう。
水平線での分析
上位足である日足では3/30に一気にレジスタンスBを下抜けしていきました。
よって力強い抜け方と言えます。
価格帯別出来高を元に水平線を引いているので価格帯別出来高もここで分析すると、
上の青水平線(1,16875)から下の青水平線(1.13602)までは価格帯別出来高がほぼ残っていません。
これはしこり(残りのポジション)がない状態を示すので青の水平線の間に描いたオレンジ部分は一気に下落していく可能性があります。
しいて言うならば2020年11月安値であるレジスタンスC(1.16025)が抵抗帯として働くかどうかでしょう。
よって
現在のローソク足があるレジスタンスB(1.17617)と上の青水平線(1,16875)
は最後の砦と言えます。
ここを下抜けすると
本格的な下落トレンドが長く続くものと予測します。
まとめ
移動平均線では
もう少し待ってから下抜けする可能性が高いと分析しました。
水平線及び価格帯別出来高でも
レジスタンスB(1.17617)と上の青水平線(1,16875)は多少の過去のしこりが残っているのでもみ合う可能性があるとみています。
よって、
目先は"もみ合い"で
長期的(数週間単位)では"ショート(下目線)"の可能性が高いと分析しています。