解説しているチャートは、ユーロドルの1時間足スーパーボリンジャーです。
まず、最初にチェックすべきは、遅行スパン(赤紫色ライン)の位置です。
チャートをご覧の通り、遅行スパンはローソク足の上方を推移しています。
すなわち、基調として、ユーロ上昇トレンドだと判断できます。
そして、あらためて、チャート内の遅行スパンの動きを振り返ってみると、遅行スパンがローソク足に絡んでいる状態からローソク足の上方に放れてきた時点で、遅行スパンが陽転したと判断します。
すなわち、それまで、レンジ相場の局面から、基調としての上昇トレンド局面に変化したことが確認できます。
その後も、遅行スパンとローソク足との位置関係をチェックします。
ご覧の通り、遅行スパンはずっとローソク足の上方を推移し続けたことで、ユーロドル相場は、1時間足で見て、基調としての上昇トレンドに乗っていることが確認できます。
そして、今後、遅行スパンがローソク足を下回る(陰転)までは、基調として買い優勢の局面が続くと見なします。
また、注目すべきは、遅行スパンがローソク足に接近、接触するタイミングです。
このタイミングは、「押し目買い」のチャンスと捉えることができます。
このように、遅行スパンをチェックするだけで、相場の基調トレンド方向や押し目買い、戻り売りのチャンスを把握することができます。