米10年国債:最近のドル円↓・ユーロドル↑がドル安が原因であれば、米10年国債を知っても損はないかと…

快照

米10年国債

 月足を見ると、バンドの形はヨコヨコで収縮も発散もしなさそうな印象を受けました。超長期的には±2σでラリーしているようで、1.4%~2.6%という大きなレンジで推移してそうに思います。
 機能しているのかわかりませんが、5月平均線を先月に下抜けてしまっているので、5月平均線(2.19%)を上抜けない限り下目線なのかもしれません。

 週足を見ると、黄緑のチャネルで推移しているように見えます。またバンドの5つのラインがすべて下を向いていて、きれいな下落トレンドを示しているように見えます。また、-2σ(2.07%)を若干下抜けて引けているようにも見えます。
 バンドの5つのラインとローソク足の関係を見ると、バンドウォークして下落すると予想できそうですが、チャネル下限であること、バンドの5つのラインがすべて下を向いていることから、来週も勢いよく下落するというよりも、一旦戻って助走をつけてくるようなイメージの方が大きいです。
 自分としては、まず来週の5週平均線付近であろう2.10%くらいまで戻るのではないか?と考えています。もし、そのまま2.15%くらいまで上昇してしまうのであれば、一旦は下目線は中止です。とはいえ、25週平均線である2.20%くらいが最大のポイントだと思いますので、そこまでの上昇も視野に入れておいても損はないと思います。しかし、それ以上上がるようだと、月足5月平均線を上抜けてしまうため、注意が必要になると思います。
 こう書いたものの、バンドウォークする可能性は低いというわけではなく、来週も下落しバンドウォークがしばらく継続するかもしれません。特に来週も下落陰線をつけてバンドウォークの様子を見せるようであれば、チャネルを下抜ける可能性が非常に大きくなり、下落トレンドは加速するかもしれません。

 先ほどの自分のイメージから、ドル円・ユーロドルで考えると、少し国債に調整の戻りが生じそうと考えているので、ドル円は底堅く、ユーロドルは上の重い展開になる可能性があります。さらには5週平均線を上抜けるようだと、来週の週足がドル円の場合陽線、ユーロドルの場合陰線をつけるかもしれません。
 逆に自分のイメージが外れ、そのまま来週も下落しバンドウォークするようであれば、しばらくドル安となり、ドル円・ユーロドルともにテクニカル通りの動きになるのでは?と思いました。

 ここ最近、ドル円とユーロドルの関係を見ていると、円高というよりもドル安のイメージの方が強いです。なので、その観点から米10年国債は非常に大きな役目をしているのでは?と思います。
 チャネル下限に位置している転換点に差し迫った米10年国債が、来週どのような動きを見せるのか。来週の米10年国債は非常に重要だと思いました。


米10年国債のポイント
・大きく下落するよりも、一旦は調整で戻るかも?
・その点では来週はドル安一服の可能性も…
・逆に来週も下落継続なら、週足バンドウォーク、チャネル下限ブレイクから長期的な下落も…
・そうなればドル円の下目線、ユーロドルの上目線はしばらく続くかと…
・最近のドル円・ユーロドルはドル安が原因かも…
・来週の米10年国債はその観点から非常に重要な役割も…
Chart PatternsTrend Analysis

更多:

免責聲明