ドル円月足~1時間足の相場展望

已更新
【月足】⇊
快照
月足は現在上昇チャネル上限付近に寄り付いてきている。
今年に入ってから2022年の高値ラインに短期間で複数回交差しては反落を繰り返してきている為、このチャネルを上抜けるのは時間の問題。⌛
チャネル上限付近に来るにつれてローソク足の実体長さは徐々に縮小してきている為、上昇の勢いは落ちてきている。
早い段階で152円突破するかどうかがチャネルライン突破のカギとなりそう🔑
152円をレジサポ転換として※170円台後半を目指して上昇していく流れを予想している。
※(フィボナッチから算出した予想値)



【週足】⇊
快照
週足は三角持ち合い(アセトラ)の上限である151.94のレジスタンスラインに到達してからは、しばらく動きが無い。🐢...
先週4/6には短時間で上下する場面もあったが、方向感を決めるには決定打に欠けた値動きとなり、終値ではローソク足実体の大きさは小さく留まり上下に髭を付けて陽線となっている。
来週以降どうなるかはこの足からは予想がつけ難い所だが、仮にレジスタンスを上抜けてもハッキリと152円台以上に乗せてこなければ、日足以下の下位足レベルでの全戻しとなり、結果それが騙し上げとなって以降の下落の起点ともなり得る。⛰↷
因みに下落は三角持ち合いの下限ライン(上昇トレンドライン)までと考えられる。
また、下落の起点となるプライスアクション成立には勿論重要なファンダメンタルを伴った動きでなければならない。
そうでなければ週足の値幅を大きく動かすことは無いと考えている。
現在は中東問題、日米金利差、為替介入等の大きな動きの根源となり得るファンダ的要素が、いつどの様な事態になってくるかが読みにくい相場でもあるので、来週以降も新しい情報をしっかり読み取ってファンダで相場の大局を掴めるようにしたい所。📜🖊

【日足】⇊
快照
日足はここ十数日程は約1円幅の狭いレンジの動きとなっている。🐢
※(この動きに似た事が2月後半でもあったが、その際はレンジを下抜け後、結果的に日足20SMA(オレンジ)を下抜けて一時大きく4円程下落する場面がありました。)
現在は高値圏である事は明白ですが、以前(2月の)レンジだった時の上限ライン(150.888)が現在は転換しサポートラインとなって効いている様にも見えます。
先週6日金曜日の下落した髭先が150.8辺りで反発してきていますよね👀
※今回、私は日足の分析が一番難しいと感じているんですが、今の日足チャートについて気になる事を書いていきたいと思います。以下↓
・先週の木~金曜日で一目均衡表の「転換線(青)」を一度下抜けて戻し、上下に縫ってきている事。(確定ではないが、今後日足下位足で上昇トレンドが崩れていく可能性が有り、そのきっかけになるとのでは?考えている)因みに2月の下落が始まったときも同じでしたね。まぁ一目均衡表で下落を判断するにはもっと他の要素を合わせてみる必要がありますけどねw
ただしこの転換線はMAでいえば短期の移動平均線のおよそ9MAと同じ様な推移なので、短期的な動きを示す線として見れば現在の上値の硬さを見るとどうしても無視できないラインです。
木曜の中東問題のリスクオフで発生したドル円の下落(主に円高による動き)でこの転換線を下抜けした事が今後の下落のきっかけになるのではなかろうか?と思える。
逆にもしその懸念材料がただの押し目となって上昇していくのであるとするならば、金曜日の反発から雇用統計後の上昇で152円を超えていてもおかしくなかったはず。(結果的に金曜日は下髭は長いが包み足とまではいかなかった)
それが上げきらなかったのは、一口には言えませんが、市場の判断として今はまだ上げたくないのでしょう。
少なくとも、介入警戒や中東問題などの懸念が無くなるまでは、一時的な動きで152円突破チャレンジして仮に上抜け上昇していったとしても、結局上値を抑えられて戻される事になりそうな材料が多すぎます。
だから今は何となく漠然としか言えないのですが、日足目線のスイングトレードでは、暫くの間は152円上抜けの期待をリスクとしてとっていくよりも、上抜けても介入で叩かれて下落していく可能性を考慮しておく立ち回りや、上抜けずとも中東問題が要因でどんどんリスクオフが加速し下落していく可能性が無いかどうかを考えた立ち回り、という部分に着目し、それらに対するリスクになるべく逆らわない考え方が必要と考えています。
つまり、数日レベルで保有する様なスイングトレードはしばらくの間方向感がはっきりするまでしない方がよさそうかもしれないという結論です。

という事で短期トレードの為の4時間足以下を見ていきたいと思います。
【4時間足】⇊
快照
4時間足で見ても現在はレンジ内なのですが、先週末の下落からのV字回復のおかげで少し動きが出てきたようにも思えますね。
レンジ枠については先週まで見ていたもっと小さい幅のレンジ下限ライン(紫の水平線)を一度実体で下方ブレイクした事で、下方向への目線が強まりました。
現在はV字回復で戻してきているのですが、151.94の高値を更新するまでは結局レンジ相場に変りありません。
上値の重さは変らず、多少高値圏のロングポジションが狩られた位の動きでしかありませんね。※私も狩られた側の一人です(´;ω;`)
今すぐに高値更新となるのかどうかは結局材料次第と言った感じですが、4.4%を超えんとする米10年債利回りの動きや、66割れを推移し続けようとするしつこい円安の動き(JXYチャート)などから見ても上値ブレイクチャレンジを目指した動きがいつでも起きそうです。
・米10年債利回り⇊
快照
・JXY⇊
快照
とは言え、ハッキリと上位足の方向感が出るまでは、スイング目当てのポジションを持つ事がリスクでしかない以上、
高値からのショート、押し目からのロングという短期目線のレンジ内トレードを遂行していく考えでいます。
もう一度ドル円4時間足チャート⇊
快照

今はそのレンジの高値圏に居るので、暫くは黄色矢印の様などちらかというと下向きな目線で短期のショート戦略で行きます。
ロングの場合は高値を明確に確定足で上抜けした場合にロングする、、、と言いたいですが、
「初めのうちは」介入または介入もどき(大口の売り)などに警戒する必要があると思われるので151円台の高値圏からのロング、又は高値越えからのローリバ待ちのロングはやりたくないですね。
高値圏、又は高値越えからの騙し上げがあった場合のショートの方が優位性が高そうです。
4時間足レベルでは、「日足実体レベルで高値を明確に超えて来るまでは」レンジ枠内に下落余地が残っているので、ショートを主にやっていく。
4時間足目線でのロングは、ポジション的にはスイングに移行させるつもりでやりたいので、仮に短期と割り切ってやるならサポートラインや日足20MAあたり(150円前半位)までの下落を待ってからの反発上昇を高値圏まで狙うか、スイングのつもりならサポートを大きく超える様な調整下落又は介入による下落が入ってからで良いと思う。

【1時間足】⇊
快照
1時間足では直近の動きで気になるラインを引いています
三尊が成立し、下落からのV字回復で下落前の水準まで全戻ししていますが、
三尊右肩からの下落から戻しまでは、ほぼ抵抗なく行って来いの動きだったので、その中の小さな戻り目や押し目は余り意識しなくても良い価格帯だと思います。(151.6~150.8の間の水平ラインは意識しなくて良いものと考えている。)
重要なのは直近の高値(戻り高値151.772)。これを、明確に超えてくると程なくして再度151.94の高値チャレンジが始まると思います。
逆に今いる価格帯(約151.6の上下15PIPS位の狭いレンジ)では、更に短期足レベルの売り買いが拮抗するエリアだと考えている為、まずはここをどっちに抜けるかというのを確認したい所です。
下に抜ければ暫くまたレンジ内推移となって方向感の無い動きが続くと思いますね。
もしここから売るなら151.8越えせずに頭を押さえられて天井圏のプライスアクションが発生した後の下降転換を見てからの売りが安全でよさそうですね。
先週大きく下落幅が広がったので足元にはしっかりしたサポートが有りませんので、買うのはもう遅いと考えていますので、もし買うならまた大きく下げてからかな。
まぁこれは1時間足なので、週明けは必ず少し様子見推奨ですね。
こちらは直ぐ状況が変わるので、別で追記していきたいと思います。

まぁ今週も頑張りましょう!








註釋
(追記)日足チャートのテクニカル分析
快照

まず初めに
皆さんも周知の事とは思いますが、日足の押し安値ラインは先月の8日連続で続いた押し目の無い強い上昇の影響で、現在は146.482がそのラインとなっており、ダウ理論に基づく日足レベルの下降転換には先ずこの押し安値ラインを下抜ける事が最初の条件となってきます(下降転換するには更にその後、高安切り下げが必要ですね)
そして現在は年明け以降、安値を切り上げ、高値も切り上げ、日足で見ても明らかな上昇トレンドの条件が揃っています。
これは4時間足レベルで見ればとても強い上昇トレンドでした。

現在サポートとなる日足レベルのテクニカルは、日足20EMA(先日反発済み)及び20SMAの他、150.8(前日までの安値ライン)があります。
仮にこれらでサポートしきれずに更に下抜けし、150円台まで下抜けした場合の続落で起こる予想下落幅を考えてみます。
・3/8の安値146.482から3/22の高値まで上方向に引いたフィボナッチリトレースメントで見たとき、抵抗帯として意識される一つに半値戻しの0.5に当たる149.172がありますが、この付近では一目均衡表で表された赤の基準線、及び先行スパン(緑の雲の上限ライン)が重なってきているのが分かります。
急落でもしない限りは直ぐにここまで到達することも無いでしょうが、天井圏でサポートされるであろうMA群を抜けてフィボ0.382(149.807)付近とキリ番の150円を割ってくると、勢いがあっても先ずは一旦止められるだろうなと思う直近の強い抵抗がこの149.1辺りだと考えています。
こちらが、急落が発生した場合の一つの到着地点として目安になればと考えています。

又、それを更に下抜けてきた場合は、フィボナッチでは最強とされる0.618(148.537)があります。少し画像に描き足します⇊
快照
これは水色の矢印で表した様に、日付でいえば雲の上側の高さが一段下がってきている位置と重なります。
雲の上では反発が起きやすいですが、これらと合わせてみても下落した先にある抵抗帯は結構あると考えられますね。
価格推移は、フィボ0.5で反発した後、更なる下落が起こると予想した場合、白矢印で表した様にだんだんとサポートラインを割ってきて、最終的には押し安値ライン手前の上位のMA群と重なってくる位置まで下落する事が予想出来ます。
赤が週足20SMA、青が日足200SMA,で白が200EMAとなっていますが、それらを延長させた先にある今月末辺りの想定位置はおおよそ147~148円台。
そこでは、安値ラインを結んで描いた日足レベルの水色上昇トレンドライン等も見えてきて、現在の上昇トレンドの最終防衛ラインとなって更に強いサポート力を発揮してきそうな価格帯となってきそうですね。
ここまでくれば、スイングレベルのロングをしっかり打っていきたい場面がやってくるんですけどね💦

さてここ迄下の話をしましたが、通常はリスクオフ相場などにかかわらず、ドル円の下落スピードというのは上昇中の3倍以上の速さで動いてきます。
更に為替介入ともなれば数時間で数円動くことも有りうるので、テクニカル的に意識されるサポート帯はなるべく上位足レベルでみておく必要があると考えています。
私は基本的に通常の相場で有れば指標発表時等のボラのある動きでもデイトレや短期レベルのスイングトレードでは4時間足レベルのテクニカルを主に意識していますが
現在の世界情勢やドル円の為替介入警戒感から、いつもの一段上の時間軸の目線も主戦場として見ていく必要があると思ったので、今回は日足分析について細かく投稿させていただきました。

最後まで見ていただきありがとうございました!!
Candlestick AnalysisMultiple Time Frame AnalysisTriangle

更多:

相關出版品

免責聲明