ドル円の週足です。チャート自体は若干の調整局面というだけで順調な上昇トレンドと見て良いと思います。
ただ、ドル円のドル買い、円ショートは投機的理由しかなくなっていくんじゃないかと思っています。
理由としてはアメリカ国債金利は頭打ちしていくんじゃないかと思っています。という事と景気後退リスクの高まりと最後に上昇トレンドが続いた事によるロングポジションの膨らみが有るだろうという3点です。
1点目のアメリカ国債金利は今の段階ではインフレに対してもっと上げないといけない。という認識も強いと思うのですが物価は上げどまっていたり、むしろ下がっているものも有るのでインフレ対策は終了に向かっていく可能性が高いと思います。原油は上昇トレンドとは言えないと思いますし、(天然ガスはまだ強いですね)農産物は最近暴落していますね。ゴールドはレンジ相場と言って良いと思います。
2点目のアメリカの景気後退リスクの高まりは今はニュース等でちらほら聞いているだけなんですが、今後より気にされるようになれば国債金利を低下させないといけない理由にもなるんですが、リスクオフのドル買い円買い要因にもなると思います。
最後に長い間のドル円の上昇トレンドが続いた事によるロングポジションの偏りは私の想像だけですが多いだろうな。と思います。
今までのトレンドが一方的な分だけ下落も抵抗なく落ちる可能性も高いんじゃないかと思います。
以上3点の理由によってドル円は今後、円を買う要因しかなくなっていくんじゃないかと今の時点では思っています。(ユーロドル等の他のドルストレートはリスクオフのドルロングが有りえるので一概にトレンド転換とは言いづらいです)
最後にすぐにドル円は下落するとは思っていません。チャート上はあくまでも順調な上昇トレンドです。でも今後の上昇には損切りを想定しないでついて行くのは怖い状況になって来たんじゃないかと思います。