大循環ストキャス ~「たすき」の考察~

(6869)シスメックス 日足チャート

今日は大循環ストキャスの「だすき」について考察してみましょう。
まず、「たすき」とはストキャス20とストキャス40の間のところを「たすき」と呼んでいます。

上昇しているところの「たすき」は黄色になっています。
下降しているところの「たすき」は水色になっています。

「ストキャスティクス」を復習しましょう。
一定期間(n期間)の値動きの中で、現在の価格が相対的にどれくらい高いか低いかを%で表示しているオシレーターです。
つまり、
「ストキャス20」は20日間の値動きの中での現在価格が相対的にどれくらいかを、
「ストキャス40」は40日間の値動きの中での現在価格が相対的にどれくらいかとなりますね。

ストキャス20が上向き(下向き)になるということは、過去20日間の間での現在価格が上向き(下向き)になってきています。
それに対して、ストキャス40の動きが鈍いときは、過去40日間での現在価格がストキャス20よりも上がっていない(下がっていない)ということですね。
この動きの時は、結果的に「たすき」の幅が広がっていきます。

一方で「たすき」の幅が狭いときは、ストキャス20とストキャス40が同じように上昇(下降)しているときです。
ということは、「たすき」の幅がどうなっていくかを確認することで、その相場の勢いの強弱を確認することができます。

それをどう使うかというと、「たすき」の幅を見ながら、ちょい取りからトレンド獲りに切り替えるヒントに使います。

「たすき」にはトレンドの勢いの強弱のヒントが隠れています。

では、最後にストキャスティクスの再確認
仮に、(n期間)のnを20日とします。
一定期間(20日間)の値動きで、現在の価格が一番高いと、100%となります。
一定期間(20日間)の値動きで、現在の価格が一番低いと、0%となります。
一定期間(20日間)の値動きで、現在の価格が中間であれば、50%となります。
Chart PatternsTechnical Indicators

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