トレンド転換の基本的な動き ~200日EMAとローソク足の関係~

(8306)三菱UFJフィナンシャル・グループ 日足

今回は堅調な動きになっているチャートの推移を確認していきましょう。

昨年3月にコロナショックで大きく下落しました。

結果的にはそこが直近の安値となり底打ちとなりました。

その後、価格が切り返して上昇しました。

そこから、再度反落しましたが、前回の安値を割らずに再び上昇したことで、3月が「底値」となり、7月が「二番底」となりました。

そして、価格は上げ下げを繰り返しながら、上昇相場へと移行していきました。

この一連の流れを、200日EMAとローソク足の関係を合わせて見ていきましょう。

まず、底打ちした時の200日EMAとローソク足の関係では、二つの距離が一番乖離しているのが分かります。

次に、戻り高値を付けたときには、200日EMAが抵抗となって上抜け出来ずに反落しました。

今度は二番底を付けたときの200日EMAとの距離は底打ちした時の200日EMAとの距離とは違って乖離が小さくなっています。

そして、今度はトレンド転換していく中で、200日EMAに挑戦をしていきます。

2020年11月では一度は突破するものの、長くは続かずに200日EMAを割り込みました。

その後に200日EMAを突破した時は、反落しても200日EMAがサポートとなっていました。

このように、ローソク足の動きと200日EMAの関係も見ることでヒントに繋がっていくことがあります。

今回のチャートはよく見かけるトレンド転換の動きですので、この特徴をしっかりと頭に叩き込んでおきましょう。
Chart PatternsTechnical IndicatorsTrend Analysis

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