【GBPJPY/ポンド円】相場分析20210401 (環境認識)月足三角上限まで上目線継続(153.80-156.49目処)

【サマリ】
ポンド円は日足で高値更新。さらに上を目指していく展開が考えられます。
ポンド高に陰りが見えないこと、円安が続いていることから、上昇継続して、月足の三角保ち合い上限(153.80-156.30目処)まで上値を追う展開をメインのシナリオとして考えています。

ポンドの動きについてユーロポンドチャートの動きも交えながら考察します。

【環境認識&詳細】
月足
10年超えのスパンで続いている大きな三角保ち合いの上限まで接近してきました。
2018年1月の高値まで月足レベルでは目立つ抵抗はなく、ここまでを当面の最大の上げの目処として見ています。

快照

週足
週足波動全体の認識は変更なしです。
年初から上昇が加速し、パープルの上昇チャネルを上方ブレイクして、さらにチャネル上限がサポートとして機能したことも見て取れます。
下で解説する日足で高値更新したことから、月足の三角上限(レッド斜線)目指して次の抵抗である153.80から156.49付近(最大)まで目指す動きをメインのシナリオとして考えています。

波動の観点ではパープルの(A)-(C)波に着目すると、副次波が5-3波で推移してきています。
5-3-5波推移( (B)が飛び出ていますが、コロナショックということで例外扱い)となれば月足の三角をブレイクし、A波のFR1.618(161.13水準)まで上昇する可能性も見ています(こちらが今考えうる最大の最大値)。

快照

日足
日足では波動をメインに見てみます。

快照


現在はオレンジの上昇5波の形成局面です。
高値更新したことから、まだ上昇波が継続すると仮定すると、3/18の高値は延長した3波の終点ではないかと見ています。
その根拠の一つとしては、(1)波のFR1.618を優に超え、さらにFR2.618を超え、3で反落しました。
(3は以前ビットコインの投稿でも紹介したフィボナッチ数ですね。)
FR2.618は延長した場合の一つの目安ですから、ここを3波として捉えることができます。
さらに、(3)波の副次波を見ると、(3)-3が(3)-1のFR2.618水準に位置しており、こちらも延長していると考えられます。
波が延長した時に副次波も延長するというのは波の性質の特徴の一つであるので、3波延長のフラクタルという観点でも、3/18の高値が(3)波というのは捉え方としてはありかなと見ています。

さて、これから日足の5波が形成されて、月足三角上限まで到達できるか?という点ですが、3波が延長したという仮定に基づくと、5波は1波と同じ長さになりやすいというのも波の性質の一つです。
その場合、(5)波終点は154.535付近となりますが、少し下には週足で見た153.80ラインが控えているので、ここで反落する可能性は警戒したいところです。

そこでもう一つ見ておきたいのがユーロポンドの動向です。

下はユーロポンドの日足ですが、赤の帯で示した安値ラインをブレイクしてきました。
ということで基本的にはポンド高継続と見ていますが、まもなく週足レベルのサポート0.84900ラインに到達であり、ここで反発してポンド安に触れてくる可能性もなくはありません。
ただ、ポンド安に触れたとしてもそれ以上に円が弱ければポンド円が下降トレンドになる可能性は低いと見て良さそうです。

<ユーロポンド日足>
快照


GBPJPYTrend AnalysisWave Analysis

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