(XAUUSD)ゴールド(ドル建て) 週足
リスク回避の動きがあるときに買われやすいのがゴールドですね。
では、チャートを見て見ましょう。
市場最高値を付けたのが2011年でした。
そこから、2015年まで反落しました。
2015年からは価格が切り返して下落幅の61.8%を回復してきました。
もう少しで76.4%戻りまで接近してきました。
では、ゴールドが7年ぶりの高値を付けているということは、
株価が7年ぶりの安値を付けているかというとそうではありません。
直近は新型肺炎の影響で大幅下落となっていますが、それまでは、米国主要3市場は史上最高値を更新していました。
リスク選好の動きとリスク回避の動きが同時に起きているような動きですね。
もしくは、世界的な金融緩和からインフレ懸念に伴い、株価とゴールドが共に上昇しているという考え方もできるかもしれません。
いずれにせよ、このような動きになっているということは、マーケット全体の相関関係が低くなっているとも言えます。
株式市場、為替市場、金利市場、コモディティ市場などの相関関係の推移を見ながら、
どの動きが本物なのかを見極めていく必要があります。
マーケットは新型肺炎の影響ということで、大きく変動しています。
ニュースに振り回されるのは致し方ない部分もありますが、各マーケットのチャートの推移を見ながら本質を見つけたいですね。